神奈川県保険医協会はこのほど「ポリファーマシーに関する意識調査」の結果を公表した。ポリファーマシーに関するガイドラインや指針の存在を医師・薬剤師とも6割超が知っていたが、「活用している」割合はいずれも1割以下だった。また、実際の対応や原因について見られた医師と薬剤師の間の意識差に着目。円滑なコミュニケーションがポリファーマシーへの対策として有効との見方から、いわゆる門前薬局の有用性を指摘している。【吉木ちひろ】
調査は2019年12月9日-23日に実施。対象は同協会の会員のうち内科・外科・整形外科を標榜する医療機関に所属する医師と神奈川県薬剤師会の第1種会員(管理者)の薬剤師。75歳以上の患者を想定して回答を促し、それぞれ563施設、1,088施設から回答を得た。医薬分業の状況は 「おおむね院外処方」が79.0%だった。
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