国民健康保険中央会がまとめた国保連合会審査支払業務統計2020年11月審査分(10月診療分)によると、国保・退職者医療・後期高齢者医療の件数合計は8,685万件で前年同月比▲1.4%、患者負担分を含む医療費は2兆3,750億円で+0.7%となった。医療費は20年度初のプラスで、件数は減少幅が最小。ただし、土曜日を含む平日数が前年同月に比べ2日多かったためで、実質は医療費もマイナス状態にある。【ライター 設楽幸雄】
国保・退職者医療・後期高齢者医療の状況も、被用者保険を中心とする支払基金統計と同様に、新型コロナウイルス感染症の影響で20年5月診療分(6月審査分)が件数▲15.7%、医療費▲11.5%と最大の減少となった後は、回復傾向を続けている。
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