日本医師会総合政策研究機構(日医総研)によると、コロナ禍によって医療機関に通院する回数が大きく減った患者のHbA1c値は、通院回数が変わらなかったり、少し減ったりした患者と比べて有意に上昇した。日医総研は、「コロナ禍にあっても患者の継続的な受診が効果的な治療には重要であることが示唆された」と指摘している。【松村秀士】
独自のデータベースを用いて、日医総研が糖尿病患者の受診控えと症状の悪化について分析した。
その結果、2020年4月から9月までの通院回数が大きく減った症例群の20年のHbA1c値は平均7.75%で、19年(7.20%)と比べて0.55ポイント増加した。
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