IQVIA医薬品市場統計によると、2020年第3四半期(7-9月)の医療用医薬品の国内売上高は2兆5,346億4,400万円(薬価ベース)で、前年同期比5.1%減となった。第2四半期の2.5%減に続く2期連続のマイナスで、減少幅は拡大した。20年度としては、上半期がマイナスで、年度を通しては薬価制度抜本改革のあった18年度の3.8%減に匹敵するマイナスとなりそうだ。【ライター 設楽幸雄】
医療用医薬品市場の伸び率は、20年の暦年ベースで見ると、第1四半期0.2%増、第2四半期2.5%減、第3四半期5.1%減と推移。通年でマイナスとなるのは確実な状況だ。
2期連続のマイナスは、C型肝炎新薬のハーボニー錠が急速な市場浸透の後、落ち込みも急速となって記録した16年第4四半期の7.3%減と17年第1四半期の7.2%減以来のこととなった。
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