富士フイルム富山化学は16日、「アビガン錠」(一般名ファビピラビル)について、新型コロナウイルス感染症の効能・効果追加の承認申請を厚生労働省に提出したと発表した。アビガン錠は、臨床第3相試験で、非重篤な肺炎を有するCOVID-19患者の症状を早期に改善することが統計学的有意差で確認されている。厚労省は、新型コロナウイルス感染症治療薬は最優先で審査することとしており、早期に承認されるものとみられる。【ライター 設楽幸雄】
新型コロナウイルス感染症に対するアビガン錠の臨床第3相試験の結果については、富士フイルム富山化学が9月に公表し、その結果を踏まえて10月にも承認申請することとしていた。
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