東京都健康長寿医療センター研究所は3日、同研究所の研究チームが、日本全国の高齢者のデータを解析した結果、フレイルに該当する割合は8.7%だったと発表した。地域ブロック別では、おおむね、西日本で該当割合が高く、東日本で低い傾向が見られたと指摘している。【吉木ちひろ】
研究チームは、2012年に行われた全国高齢者パネル調査への参加者のうち、訪問調査に協力した65歳以上の人2,206人のデータを解析した。フレイルの把握には、Friedらの指標(表現型モデル)を用いた。指標に含まれる「非意図的な体重減少」「疲労感の増大」「身体活動量の低下」「通常歩行速度の低下」「握力の低下」のうち、3個以上該当した場合に「フレイル」、1-2個の場合に「プレフレイル」、0個の場合に「健常」と判断している。
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