社会保険診療報酬支払基金がまとめた組合健保や協会けんぽ、共済組合など社会保険分の6月診療分は、総件数が前年同月比13.6%減、保険給付分の金額は3.9%減で、減少幅は、5月診療分に比べて、10.6ポイント、8.5ポイントと大きく縮小した。前年同月に比べて平日数が2日多く、土曜は1日少なかったためで、この分を除外すれば、減少幅の縮小はより小さくなり、実質的には、4-5月並みのマイナスが継続しているとみられる。【ライター 設楽幸雄】
6月は、平日数が22日で前年同月より2日多く、土曜日は4日で1日少ない。また、日曜日も4日で1日少なかった。
支払基金も、発表資料の中で、この日数の増減の状況を説明し、「日曜日・祝日を除いた平日数は26日で、昨年と比べて1日多い。平日のうち、祝日を除く土曜日は4日で昨年と比べて1日少ない」としている。
土曜日は基本的には平日扱いだが、一方で、土曜日の日数の増減にも触れている。
6月の減少幅は縮小し、総件数が前年同月比13.6%減、金額は3.9%減となったが、その背景に、平日数の増減の影響があることに注意を促す意味がある。
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