厚生労働省の集計によると、2020年6月末時点の介護医療院の開設数は515施設で、3カ月前と比べて172施設増えた。ベッド数は合計で3万2,634床になった。これまでと比べて施設数・病床数とも増加ペースが加速し、開設ゼロの都道府県も解消された。日本介護医療院協会(日本慢性期医療協会内の組織)の鈴木龍太会長は集計結果の公表を受けてコメントを発表し、「ようやくスムーズな開設ができるようになったのではないか」との認識を示した。【吉木ちひろ】
介護医療院の開設状況については、19年9月末分から厚労省が3カ月ごとに集計し、公表している。
20年6月末時点の介護医療院の類型ごとの内訳は、医師などの配置が手厚い「I型」が346施設(2万3,985床)、「II型」が164施設(8,649床)、混合型が5施設だった。都道府県別では、福岡が32施設で最も多く、熊本では3カ月前と比べて15施設増の30施設、高知は19施設増の27施設になった。前回公表時点までは開設実績がなかった宮城でも、3施設の開設があった。
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