回復期リハビリテーション病棟協会が7日に公表した調査結果によると、同病棟を持つ病院の38.0%が新型コロナウイルス感染症の影響で、在宅復帰対象施設から受け入れ制限を受けた経験が「ある」と回答した。ただ、3-5月の前年比では、月を追うごとに病床利用率の低下が進んでいるものの、在宅復帰率や平均在院日数には大きな変化が見られなかった。【吉木ちひろ】
調査は、7月13-27日の間に回復期リハビリテーション病棟入院料を算定している病院を対象に実施。2019年と比較した20年の3-5月の病棟の運用状況などを尋ね、全国458病院から回答を得た。このうち、回リハ病棟のみを運営している病院は15.7%、ほかの病棟を有する病院は84.3%あった。
新型コロナウイルス感染症への病棟での対応について、確定例や疑いのある患者の受け入れがあった病院は14.4%、新型コロナウイルス感染症から回復した患者の受け入れ実績がある病院は10.3%だった。また、急性期病院からの受け入れ制限を実施した病院は32.1%だった。
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