日本感染症学会は3日、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの今冬の同時流行に備え、医療機関に向けた提言を公表した。臨床診断だけでインフルエンザの治療を行えば、新型コロナ感染症を見逃す恐れがあると指摘。それを防ぐために、新型コロナの流行期には原則、インフルエンザが強く疑われる場合を除き、できるだけ両方の検査をすることを推奨している。【松村秀士】
この提言は、一般のクリニックや病院での外来診療を対象としたもの。それによると、確定患者と明らかな接触があったり、特徴的な症状がなかったりした場合、外来診療において「臨床症状のみで両者を鑑別することは困難」だと指摘。
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