福祉医療機構のモニター病院を対象にした経営動向調査の結果、一般病院の5月の状況は、医業収益減の見込みが84.2%(4月74.3%)、中でも3割以上減の見込みは23.9%(4月15.8%)となり、4月よりも悪化していることが明らかになった。また、6月の調査では、医業収益のDI(増加回答率-減少回答率)が△81となり、5月と同程度の厳しい状況が続いていることも分かった。だが、中には増収や増益の病院もある。【ライター 設楽幸雄】
福祉医療機構(WAM)の病院経営動向調査モニター375施設を対象にした調査で、311施設(82.9%)が回答し、そのうち一般病院は183施設だった。
4月診療分は実績を聞いており、医業収益では74.3%と多くが減収としたが、増収も6.6%あり、横ばいが19.1%だった。
減収は、1割減31.1%、2割減27.3%、3割減12.6%、4割減2.2%、5割減0.5%、6割減0.5%。多くが1割減または2割減だが、3割以上減が15.8%あり、5割減や6割減という病院もあった。
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