日本看護協会は7日、「新型コロナウイルス感染症に関する看護職の相談窓口」へ4月6日から30日までに386件の相談があったことを明らかにした。寄せられた相談のうち、「感染管理」と「労働関連」については、主な内容とその回答をFAQにまとめてウェブサイトで公表した。【齋藤栄子】
相談件数の内訳は、▽感染管理155件▽働き方135件▽メンタルヘルス35件▽その他61件。感染症予防の相談窓口を開設したところ、4月20日までに113件の相談が寄せられた。予防以外の幅広い問い合わせがあったことから、精神看護専門看護師などが相談に対応する総合的な相談窓口へと拡充した。
感染管理のFAQは、衛生管理や個人防護具をはじめ、▽病院▽分娩取り扱い施設▽訪問看護ステーション▽介護施設▽保育所-などの感染管理、感染症患者の看護をした後の同居家族への感染予防対策などの項目についてまとめた。
労働関連のFAQでは、看護職が感染した場合の社会保障給付(労災保険・健康保険)や、事業休止に伴う給与保障(休業手当)、潜在看護師の復職(募集・支援)、妊娠中職員への配慮などについて整理した。いずれも、関連情報のリンク先などを併せて掲載している。
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