2019年度の調剤医療費は、4-9月の上半期は5.6%増と高い伸びで推移していた。しかし、消費税増税に伴う診療報酬改定があった10月は0.2%増にとどまった。特に、技術料は消費税対応の引き上げがあった中で0.9%のマイナスになった。前年10月が6.0%増と高かったことが影響している。一方、薬剤料は、2.4%の薬価引き下げがあった中で、0.6%増となった。ただ、上半期の6.0%増に比べれば、伸び率は大きな落ち込みだ。【ライター 設楽幸雄】
厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」10月号の結果だが、技術料が報酬引き上げの中でマイナスとなったこと、一方で、薬価引き下げ改定の中で薬剤料はプラスとなったことなど、通常にはない動きとなった。
(残り726字 / 全1042字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】