地域医療情報連携ネットワークに参加する病院や診療所、薬局、介護施設などが急増している。特に、2017年から19年までの2年間に、病院は倍増して6,034、診療所は30%増の1万4,079、薬局は34%増の4,127、介護施設は89%増の5,460となった。日本医師会総合政策研究機構が全国の地域医療情報連携ネットワークの概況をまとめたもので、導入した効果として、患者サービスが向上した、患者紹介が円滑化したなどを挙げている。【ライター 設楽幸雄】
全国347のネットワークに調査票を郵送し、270(77.8%)の有効回答を得た。有効回答数は16年度以降、270で頭打ちとなっている。ただ、各年度とも同一のネットワークが回答しているものではない。ネットワークの開始はおおむね2000年度以降で、厚生労働省の地域医療再生計画がスタートした11年度以降に急増している。東日本大震災の影響もあったようだ。
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