新型コロナウイルスの日本のピーク時患者数は、1日当たりで感染者数が42万6,482人、入院治療を要する患者数は22万5,024人、重症者数は7,557人となる-。政府の専門家会議に提出された西浦博・北海道大大学院医学研究院教授の方式により、日本医師会総合政策研究機構ワーキングペーパーが推計した。重症者を受け入れるICU関連病床は全国に1万2,092床で、その62%が必要になる。しかし、都道府県別では、重症者数がICU関連病床数以上となってしまうのが11県ある。【ライター 設楽幸雄】
日医総研は、地域の医療提供体制の現状として、2次医療圏ごとの医療資源の状況を毎年まとめている。
その中で、今回は、新型コロナウイルス感染症のピーク時予測患者数を西浦教授の方式を用いて都道府県別に推計し、入院患者数と重症者数に対応する急性期病床数とICUの病床数の状況をまとめた。
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