薬局の後発品調剤を促進する最も有効な対策である一般名処方を推進するため、2020年度診療報酬改定では、処方箋料に対する一般名処方加算が、18年度改定で2倍に引き上げられたのに続いて、1点の引き上げとなる。上げ幅は小さいが連続引き上げの意味は大きい。18年度改定後には、処方箋料算定回数の51%と半数以上で同加算が算定された。20年度改定後には、さらに進んで6割に近い水準にまで達する可能性もある。【ライター 設楽幸雄】
一般名処方加算の算定回数は、6月審査分を対象としている社会医療診療行為別統計によると、18年度の点数2倍により、後発品のある全品目を一般名処方とする加算1(6点)が前年比で27.9%増加、後発品のある品目のうち一部のみを一般名処方とする加算2(4点)は1.5%増加、合計では12.8%増加した。
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