慢性硬膜下血腫の手術後に五苓散や柴苓湯を使用することで再手術率が下がったとの報告があり、それら薬剤の使用量が増えているとされていることから、日本医師会総合政策研究機構ワーキングペーパーではその使用状況も分析、使用割合が急増していることが明らかになった。【ライター 設楽幸雄】
五苓散は、浮腫傾向がある場合に利尿作用を示す水分代謝調整作用を有しているとされ、また、柴苓湯は、その五苓散に小柴胡湯を追加したもので、五苓散と同様の作用を示す。
これらの漢方製剤を使用することで再手術率が下がったとの報告や、手術を行わずに、漢方製剤の投与のみでの治療例も報告されているという。
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