慢性硬膜下血腫の発症に影響するとされる抗凝固薬・抗血小板薬、また抗てんかん薬、催眠鎮静剤・抗不安剤・精神神経用剤、前立腺用薬は、慢性硬膜下血腫の患者で明らかに多く使用されており、その発生頻度にもそれら薬剤の使用群と非使用群とで有意差があることが、日本医師会総合政策研究機構のワーキングペーパーで分かった。【ライター 設楽幸雄】
抗凝固薬などは以前から慢性硬膜下血腫の発症に影響するとされていること、また、抗てんかん薬、催眠鎮静剤・抗不安剤、そして前立腺肥大などを対象とした泌尿器科用薬は、ふらつきなどを起こしやすい作用があるとして、それらの薬剤を使用していた患者と使用していない患者の2015年から16年までの2年間のデータを分析した。
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