ジェラート ピケ&クラシコ ラインカラートップス7990円、ナースパンツ5990円(税別)
ファッション性の高さに加えて、機能も優れたハイクオリティーな白衣を求める医療者が増えている。かつてはサイズを選ぶだけのユニフォームだったが、今はドクターコートと呼ばれることも増えて格好良さへの意識が高まっている。個性的な白衣や、医療者に愛されるウエアで支持されている、2社の取り組みを取材した。【齋藤栄子】
2018年12月に設立10周年を迎える「クラシコ」(東京都渋谷区)。「なぜ、格好いい白衣がないのか」との思いから、大和新社長は白衣の製造販売を始めた。創業時は総アイテムで月30着ほどの売り上げだったが、最近は多い月で約6000着の売り上げという規模に成長している。「既存の業界や同業他社の動向は全く関係なく、自分たちが顧客だったらどんなものが欲しいだろうかという視点だけで商品開発をしている」(大和社長)ことが、独自性を発揮できている理由だという。
顧客は30歳代の勤務医が最も多く、勤め先の病院の同僚や先輩・後輩が着ているのを見て欲しくなるようだ。購入した人の約6割がリピーターになるといい、創業から続く「クラシコテーラー」が今も一番人気がある。売り上げ比率は単価の高い白衣がシェアを占めるが、スクラブの売り上げ枚数も圧倒的に伸びている。「ファッション性だけを求めるなら得意なメーカーはたくさんある。格好良さプラス耐久性など、医師の声を反映させたクオリティーの高さが当社の魅力」と、マーケティング担当の江村知也氏は言う。
■「ジェラート ピケ」とナースウエアでコラボ、3月に新発売
クラシコは、これまでの医師向けウエアに加えて、ナースウエアの販売を3月から開始した。品質へのこだわりはそのままに、ルームウエアでデザイン・着心地の良さに定評のある「ジェラート ピケ」とコラボして「ジェラート ピケ&クラシコ」を開発した。初回生産分は発売から1カ月経たないうちに完売した。
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