がん診療連携拠点病院(拠点病院)などの指定要件の見直しに向けた議論が始まった。2014年1月に厚生労働省健康局長が通知した「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」(整備指針)をベースに見直すことになる。診療体制や提供する医療については、診療従事者の配置が再検討されることになる見通しだ。また、医療安全や定期検査が入ることなどが新規項目の候補に挙がっている。今後、本格的な議論に入り、来年夏ごろをめどに取りまとめを目指す。【君塚靖】
拠点病院などには、今年4月1日時点で、都道府県がん診療連携拠点病院(49カ所)、地域がん診療連携拠点病院(348カ所)、地域がん診療病院(34カ所)、特定領域がん診療連携拠点病院(1カ所)、国立がん研究センター(2カ所)の434カ所が指定されている。
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