健康保険組合連合会(健保連)がまとめた「2015年度生活習慣病医療費の動向に関する調査分析」によると、1234組合分の同年度の総医療費約3兆7848億円のうち、生活習慣病(10疾患)の医療費は約4291億円(11.3%)で1割を超えた。10疾患の医療費を入院・入院外別に見ると、入院の約556億円(13.0%)に対して入院外は約3735億円(87.0%)で総医療費の約9割を占めた。【兼松昭夫】
10疾患は糖尿病、脳血管障害、虚血性心疾患、動脈閉塞、高血圧症、高尿酸血症、高脂血症、肝機能障害、高血圧性腎臓障害、人工透析。健保連では、1234組合の被用者本人1447万2130人、家族1200万3043人のレセプト2億9275万2818件分のデータを分析して15年度の医療費の状況を割り出した。
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