医療・介護業界の旬の言葉や仕組みを対話形式で解説するシリーズ「さっくり解説、医療・介護の旬の言葉」。今回は、外国人介護人材を取り上げます。
ケアマネジャーとして10年ほどのキャリアを持つ、40歳代のBさん。久しぶりの休み、自宅でまったりしていると、姪っ子の介護福祉士・Cちゃんが遊びに来ました。今年、介護の現場に出たばかりのCちゃんですが、最近話題の外国人介護人材のことで、Bさんに聞きたいことがある様子です。【ただ正芳】
■「外国人技能実習制度」で外国人が来るのは来年春ごろ?
Cちゃん:久しぶり~Bちゃん! ねえねえ、Bちゃんは、どうやって外国のケアワーカーさんとコミュニケーション取ってるの?
Bさん:いや私、仕事で外国人と会うことはないけど?
Cちゃん:うそー! だって、外国人のケアワーカーさん、どんどん来日してるんでしょ? 技能実習なんとかという制度を使って。
Bさん:…ねえ、記事はちゃんと、最後まで読もうよ。「外国人技能実習制度」(注)の実習生、まだ介護の現場に来ていないよ。
Cちゃん:え? そうなの?
Bさん:厳密に言うと、「外国人技能実習制度」を活用して、介護の外国人実習生を受け入れること自体、ただいま現在では、認められていないのよ。
Cちゃん:そうだったんだ。ちなみに、介護の現場に技能実習制度の実習生が来るのはいつごろから?
Bさん:制度が施行されるのは11月ごろだから…たぶん、来年の春ごろまでには来日し始めるんじゃないかな。
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