政府が「働き方改革」を進める中、医療職・介護職の働き方は変わるのか。3回目は介護人材の確保と生産性向上・業務効率化について考えたい。【大戸豊】
先月、厚生労働省が公表した「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」報告書では、医師が本来業務に集中するための手法や他の職種へのタスクシフトの在り方、女性医師がより活躍できるための柔軟なキャリアパス、都市と地方での医師需給の偏在などのテーマが取り上げられ、一定の方向性が示された。
近年介護分野でも、人材確保や生産性向上・業務効率化のテーマは繰り返し議論されている。国は医療費増加の懸念から、医師数の増加については慎重な姿勢だが、介護人材については、高齢者や外国人の活用も含めて、幅広く確保・育成に取り組みつつ、「2025年問題」を乗り切るためのマンパワーの確保を急ぐ。
(残り1357字 / 全1725字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】