日本慢性期医療協会(日慢協)の武久洋三会長は11日に記者会見を開き、病棟に配置する看護職員の人数で入院基本料の点数が変わる現行ルールの見直しが「急務だ」と述べた。具体的には、薬剤師や理学療法士などを含めた医療専門職の配置を評価すべきだと主張。来年春の診療報酬改定に向けて要望書を出すなどして、厚生労働省に働き掛ける方針も示した。【佐藤貴彦】
現在のルールでは、例えば病院の一般病棟で届け出る一般病棟入院基本料は「7対1」「10対1」「13対1」「15対1」のように、入院患者の数と常時配置される看護職員数との比率に応じて点数が設定されている。そのほかに入院患者の平均在院日数などの基準もある。
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