特集(マネジメント)
-
市町村にも医療計画制度の導入を
2017年09月05日 12:00
東京財団はこのほど、報告書「地域医療構想の成果と課題」を公表した。報告書では、都道府県による地域医療構想策定へのスタンスと現時点での成果を示しつつ、高齢化の進展により、「病気を治す」だけでなく切...
-
一般病棟、看護配置より重症者割合で評価か
2017年09月01日 12:00
集中講座の第2回では、急性期入院医療の評価見直しのポイントを紹介する。厚生労働省はこれまでに、一般病棟入院基本料の評価体系を改め、入院患者の重症者割合をより重視する方向性を示している。重症者割合...
-
迫る25年、大きくかじ切る最後のチャンス
2017年08月30日 12:00
6年ごとの診療・介護報酬の同時改定が来年春に控える。これまで、2つの保険制度にまたがる訪問看護などの報酬算定ルールを整理する機会とされてきた同時改定だが、今回は2025年に向けて大きくかじを切ること...
-
特養から嫌われる病院は患者が減る
2017年08月29日 12:00
退院支援は2018年度の診療報酬・介護報酬の同時改定でも、引き続きポイントに―。 16年度の診療報酬改定では、「退院支援加算1」は“目玉”報酬の一つであり、退院支援に向けた病院の体制整備を促...
-
外国人医療、「脳卒中救急搬送」のケースで検証
2017年08月28日 12:00
国際医療福祉大大学院は19日、訪日外国人が病気やケガをした場合に適切な医療を提供するための体制整備に向け、「国際医療マネジメントケース研究会」を開催した。この中では、NTT東日本 関東病院(東京都品川...
-
都心部の中小病院は今 山手線沿線を歩く・後編
2017年08月28日 05:00
診療報酬の単価は全国一律なため、地価などが高い都心部の中小病院にとって、収支のバランスを取るのは至難の業だ。そんな不利を物ともせず、全国から患者を集めて国内有数の商業地域の病院を守り抜く経営者...
-
急性期の多くの業務がAIに代替可能
2017年08月23日 12:00
経済産業省はこのほど、「医療・介護領域等における第4次産業革命の動向等に関する調査」の最終報告書※を公表した。報告書では、医療分野で人工知能(AI)を活用していく上での障壁などを、主に産業振興の視点...
-
遠隔のメリットは「禁煙外来」だけじゃない
2017年08月22日 12:00
2018年度診療報酬改定を前に、遠隔診療が脚光を浴びている。 安倍晋三首相が政府の未来投資会議で遠隔診療の評価を進めると明言し、中央社会保険医療協議会での今後の議論の行方も注目される。ただ、遠隔診...
-
在宅復帰の後押し、従来型では駄目?
2017年08月21日 12:00
「入退院支援」が来年春の診療報酬改定の焦点の一つになっている。といっても、患者がどんどん入院できるようにサポートする、という話ではない。地域包括ケアシステムの中で、入院時からの退院支援を促した...
-
大学病院にも「回復期」の教育体制が必要
2017年08月08日 12:00
聖マリアンナ医科大(川崎市)の明石勝也理事長は、地域医療構想に伴って病床機能分化が進めば、育てる医師の姿もこれまでとは異なってくるとみている。高度急性期・急性期の就職先は「狭き門」になってくる可...
-
在宅医に評価された地域包括ケア病棟の活用法
2017年08月03日 05:00
多摩川病院(東京都調布市)の矢野諭理事長は、地域に根差し、ポストアキュートやサブアキュートを担うような病院を「地域多機能型病院」と呼んでいる。同院では、地域包括ケア病棟、回復期リハ病棟、医療療養...
-
看護の「つなぐ機能」の評価に期待
2017年08月02日 12:00
49の学会・団体が加盟する「看護系学会等社会保険連合」(看保連)は、2018年度の同時改定に向けて診療・介護報酬に関する要望書をそれぞれ作成し、厚生労働省の保険局と老健局に提出した。看保連の井部俊子...
-
都心部の中小病院は今 山手線沿線を歩く・前編
2017年07月31日 12:00
高齢化が進んで医療への需要は高まるはずなのに、全国の病院にとっては今が正念場だといわれている。人件費や土地代が高い大都市の、それも中小病院にとってはなおさら厳しい。とはいえ、中小病院がなくなって...
-
「ケアマネの職域を守る、それが私の使命」
2017年07月31日 05:00
医療と介護の連携が重要なテーマとなる2018年度の診療報酬と介護報酬の同時改定において、特に注目される職種の一つが介護保険制度の要である介護支援専門員だ。この6月、日本介護支援専門員協会の新会長に就...
-
新中核病院に機能統合へ「医師に集まってほしい」
2017年07月26日 12:00
前・青森県健康福祉部長の一戸和成氏(現・厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全企画課課長補佐)は、同県の地域医療構想の策定(2016年3月末)を中心となって進めた。構想では、既存の病院を統合し...
-
地域で「唯我独尊」では経営厳しくなる
2017年07月25日 12:00
ASK梓診療報酬研究所の中林梓所長は、2018年度診療・介護報酬同時改定に向けて、地域を俯瞰する目を持つことが重要と訴える。次回改定から病床の機能分化が進み始める中で、唯我独尊を通せば経営が難しくなる...
-
手術試案の大幅見直しで「適切な評価を」
2017年07月21日 12:00
来年春の診療報酬改定に向け、101学会が加盟する「外科系学会社会保険委員会連合」(外保連)は昨年秋、保険収載されている手術に関する実態調査を4年ぶりに行った。外保連では、改定で手術料を決める際の基礎...
-
看護必要度、B項目の議論を注視する理由
2017年07月20日 12:00
人気連載「データで読み解く病院経営」の筆者、株式会社メディチュア代表取締役の渡辺優氏は、2018年度の診療報酬改定に向け、データに基づき「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)を適切に設定すること...
-
地域包括ケア病棟「地域でさまざまな化学反応」
2017年07月19日 15:00
第3回地域包括ケア病棟研究大会(地域包括ケア病棟協会主催)が東京都内でこのほど開催され、シンポジウム「これからの地域包括ケア病棟の質を考える」が行われた。同協会の仲井培雄会長は、地域包括ケア病棟...
-
医療とネットつなぐ“お茶コンバレー構想”
2017年07月18日 12:00
政府が来年春の診療報酬改定で評価する方針を示し、その動向に注目が集まる遠隔診療。あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」の医療での活用を広めようと、昨年秋に「IoMT学会」が発足した。代表理事...