特集(マネジメント)
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人口減の中「地域から求められる病院」模索
2017年11月17日 05:00
「第16回日本医療経営学会学術集会」がこのほど東京都内で開かれ、若手の病院トップ36人が自院の課題や今後の方向性についてプレゼンした。特に地方の病院では、今後の人口減に伴い、医療・介護ニーズの減少が...
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病院とケアマネの情報共有フローを明確化
2017年10月31日 05:00
介護支援専門員(ケアマネジャー)と病院職員との連携促進が、来年春の診療・介護報酬の同時改定の論点となっている。退院後に介護サービスを要する患者が増えたためで、連携先が求める情報を迅速に伝える取...
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がん克服に向け、ゲノム医療や手術療法など充実へ
2017年10月27日 12:00
新しいがん対策の方向性を示した第3期がん対策推進基本計画(基本計画)が24日、閣議決定された。計画の期間は2017年度から22年度までで、全体目標として「がんの克服」を掲げている。その達成に向けて、国は...
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「入院前から始める退院支援」が医療・介護を変える日
2017年10月25日 12:00
「入院前から始める退院支援」は在院日数の短縮策などではない-。四国医療産業研究所の櫃本真聿(ひつもと・しんいち)所長は、地域づくりの中で退院支援をとらえている。 地域で元気高齢者を増やし、入院...
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病院経営厳しい時代に必要な「マネジメント力」
2017年10月23日 05:00
未曾有の少子・高齢化で、在宅復帰しにくい高齢患者の入院が増えている。その一方で、財政再建を目指す政府は、医療関連の歳出の伸びを抑えようと制度改革を進める。病院の経営環境は厳しさを増すばかりだが...
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7対1病床が10対1からの転換などで増加
2017年10月12日 12:00
一般病棟7対1入院基本料を届け出る病床数が、今年7月時点で計35万8854床あったことがCBnewsの集計で分かった。7対1病床数は、2015年10月にいったん増えてから減少傾向が続き、今年4月時点で約35万4100床まで...
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医療事故調スタート2年、新たな課題
2017年10月11日 05:00
医療従事者が提供した医療に起因し、予期しなかった死亡事例を報告する医療事故調査制度が2015年10月にスタートして丸2年。制度の周知が進んでいるとの評価がある一方、医療事故調査・支援センター(センター...
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網走「番外地」で働くドクター
2017年10月03日 05:00
渡された名刺の住所は、網走市字三眺官有無番地。土地公簿で地番の付いていない無番地、つまり「番外地」にある北海道の網走刑務所。 刑務所などの矯正施設の医療は、「矯正医療」と呼ばれる。医療刑務所...
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物品管理の目で医療職の負担減らす
2017年10月02日 12:00
目指すのは人の支援-。聖路加国際病院(東京都中央区)の物品管理課では、医療現場に入り込み、医師や看護師などの支援に力を入れている。また情報収集・分析力を武器に、病院経営を基礎から支えている。「用...
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人不足加速に危機感「もっと経験積ませたい」
2017年09月29日 12:00
「あなたは何によって憶(おぼ)えられたいですか?」-。独立行政法人国立病院機構(NHO)久里浜医療センター事務部業務班長の斎藤知二さんが、講演の冒頭、必ず紹介する言葉だ。病院の事務職になって26年。...
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在宅・外来でかかりつけ医に多様な機能求める
2017年09月28日 12:00
集中講座の第5回は、「在宅医療」「外来医療」「横断的事項」を取り上げたい。 この分野最大のテーマは、かかりつけ医機能だ。 今後、医療と介護のニーズが増加する中、支え手の減少が見込まれる。そこで...
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地域包括ケア病棟にアウトカム評価なぜ必要?
2017年09月20日 12:00
地域包括ケア病棟協会(仲井培雄会長)は先月、「アウトカム評価」の仕組みを地域包括ケア病棟に導入すべきだとする提言を、来年度以降の診療報酬改定に向けて厚生労働省に提出した。来年春の改定では、それ...
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「85歳以上の在宅復帰率9割」はなぜ必要なのか
2017年09月15日 05:00
85歳以上の在宅復帰率は約9割ー。織田病院(佐賀県鹿島市、111床)ではなぜこのような対応ができるのか。病棟の多職種フラットチームや退院後2週間の手厚い在宅フォロー、ITの活用など、時間をかけて試行錯誤...
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再入院減らし、在宅にできるだけ長く
2017年09月13日 05:00
連載3回目は、退院支援の現場の対応を考えたい。 武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市、611床)は、地域で高度救急医療を担い、2016年度に9474台の救急車を受け入れた。近年は、緊急入院患者の転院を強化し、...
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改正道交法施行半年、「認知症?は運転ダメ」の検証必要
2017年09月12日 12:00
75歳以上の運転者の認知症対策を強化した改正道路交通法が3月12日に施行され、半年が経過した。同法施行で認知症診断の需要は、年間約5万人になるとの推計があり、日常診療への影響も心配されたが、現時点で大...
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来年度社会保障費どうなる?
2017年09月12日 04:55
来年度予算案の編成作業が年末にかけて本格化する。最大の焦点は、今回も社会保障関係費の伸びの抑制。来年度には診療報酬と介護報酬の同時改定が控えるだけに、年末の予算折衝はいつにも増してヒートアップし...
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整形疾患、包括ケア・回リハで日数同じに?
2017年09月11日 17:30
集中講座の第3回では、地域包括ケア病棟と回復期リハビリテーション病棟をテーマに、来年春の診療報酬改定での見直しの方向性を解説する。地域包括ケア病棟では、患者が直接入院するケースの評価を高く見直す...
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【解説】がん拠点病院の要件見直しへ
2017年09月08日 12:00
がん診療連携拠点病院(拠点病院)などの指定要件の見直しに向けた議論が始まった。2014年1月に厚生労働省健康局長が通知した「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」(整備指針)をベースに見直すこと...
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「忙しいから遠隔」なら自由診療で
2017年09月07日 05:00
遠隔診療は自由診療で―。「現場から考える地に足の着いた医療IT」を連載中の社会医療法人財団董仙会(石川県七尾市)の山野辺裕二・本部情報部長(形成外科医)は、診療報酬でDtoP(医師対患者)の遠隔診療を...
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ICTが変える情報共有のカタチ
2017年09月06日 12:00
地域包括ケアシステムの構築が各地で進む中、患者の情報を医療機関同士で共有する重要さが増している。注目すべきはカルテの情報などをICT(情報通信技術)で共有する仕組みで、厚生労働省では今後、患者の治...