特集(マネジメント)
-
地域包括ケア病棟にアウトカム評価なぜ必要?
2017年09月20日 12:00
地域包括ケア病棟協会(仲井培雄会長)は先月、「アウトカム評価」の仕組みを地域包括ケア病棟に導入すべきだとする提言を、来年度以降の診療報酬改定に向けて厚生労働省に提出した。来年春の改定では、それ...
-
「85歳以上の在宅復帰率9割」はなぜ必要なのか
2017年09月15日 05:00
85歳以上の在宅復帰率は約9割ー。織田病院(佐賀県鹿島市、111床)ではなぜこのような対応ができるのか。病棟の多職種フラットチームや退院後2週間の手厚い在宅フォロー、ITの活用など、時間をかけて試行錯誤...
-
再入院減らし、在宅にできるだけ長く
2017年09月13日 05:00
連載3回目は、退院支援の現場の対応を考えたい。 武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市、611床)は、地域で高度救急医療を担い、2016年度に9474台の救急車を受け入れた。近年は、緊急入院患者の転院を強化し、...
-
改正道交法施行半年、「認知症?は運転ダメ」の検証必要
2017年09月12日 12:00
75歳以上の運転者の認知症対策を強化した改正道路交通法が3月12日に施行され、半年が経過した。同法施行で認知症診断の需要は、年間約5万人になるとの推計があり、日常診療への影響も心配されたが、現時点で大...
-
来年度社会保障費どうなる?
2017年09月12日 04:55
来年度予算案の編成作業が年末にかけて本格化する。最大の焦点は、今回も社会保障関係費の伸びの抑制。来年度には診療報酬と介護報酬の同時改定が控えるだけに、年末の予算折衝はいつにも増してヒートアップし...
-
整形疾患、包括ケア・回リハで日数同じに?
2017年09月11日 17:30
集中講座の第3回では、地域包括ケア病棟と回復期リハビリテーション病棟をテーマに、来年春の診療報酬改定での見直しの方向性を解説する。地域包括ケア病棟では、患者が直接入院するケースの評価を高く見直す...
-
【解説】がん拠点病院の要件見直しへ
2017年09月08日 12:00
がん診療連携拠点病院(拠点病院)などの指定要件の見直しに向けた議論が始まった。2014年1月に厚生労働省健康局長が通知した「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」(整備指針)をベースに見直すこと...
-
「忙しいから遠隔」なら自由診療で
2017年09月07日 05:00
遠隔診療は自由診療で―。「現場から考える地に足の着いた医療IT」を連載中の社会医療法人財団董仙会(石川県七尾市)の山野辺裕二・本部情報部長(形成外科医)は、診療報酬でDtoP(医師対患者)の遠隔診療を...
-
ICTが変える情報共有のカタチ
2017年09月06日 12:00
地域包括ケアシステムの構築が各地で進む中、患者の情報を医療機関同士で共有する重要さが増している。注目すべきはカルテの情報などをICT(情報通信技術)で共有する仕組みで、厚生労働省では今後、患者の治...
-
市町村にも医療計画制度の導入を
2017年09月05日 12:00
東京財団はこのほど、報告書「地域医療構想の成果と課題」を公表した。報告書では、都道府県による地域医療構想策定へのスタンスと現時点での成果を示しつつ、高齢化の進展により、「病気を治す」だけでなく切...
-
一般病棟、看護配置より重症者割合で評価か
2017年09月01日 12:00
集中講座の第2回では、急性期入院医療の評価見直しのポイントを紹介する。厚生労働省はこれまでに、一般病棟入院基本料の評価体系を改め、入院患者の重症者割合をより重視する方向性を示している。重症者割合...
-
迫る25年、大きくかじ切る最後のチャンス
2017年08月30日 12:00
6年ごとの診療・介護報酬の同時改定が来年春に控える。これまで、2つの保険制度にまたがる訪問看護などの報酬算定ルールを整理する機会とされてきた同時改定だが、今回は2025年に向けて大きくかじを切ること...
-
特養から嫌われる病院は患者が減る
2017年08月29日 12:00
退院支援は2018年度の診療報酬・介護報酬の同時改定でも、引き続きポイントに―。 16年度の診療報酬改定では、「退院支援加算1」は“目玉”報酬の一つであり、退院支援に向けた病院の体制整備を促...
-
外国人医療、「脳卒中救急搬送」のケースで検証
2017年08月28日 12:00
国際医療福祉大大学院は19日、訪日外国人が病気やケガをした場合に適切な医療を提供するための体制整備に向け、「国際医療マネジメントケース研究会」を開催した。この中では、NTT東日本 関東病院(東京都品川...
-
都心部の中小病院は今 山手線沿線を歩く・後編
2017年08月28日 05:00
診療報酬の単価は全国一律なため、地価などが高い都心部の中小病院にとって、収支のバランスを取るのは至難の業だ。そんな不利を物ともせず、全国から患者を集めて国内有数の商業地域の病院を守り抜く経営者...
-
急性期の多くの業務がAIに代替可能
2017年08月23日 12:00
経済産業省はこのほど、「医療・介護領域等における第4次産業革命の動向等に関する調査」の最終報告書※を公表した。報告書では、医療分野で人工知能(AI)を活用していく上での障壁などを、主に産業振興の視点...
-
遠隔のメリットは「禁煙外来」だけじゃない
2017年08月22日 12:00
2018年度診療報酬改定を前に、遠隔診療が脚光を浴びている。 安倍晋三首相が政府の未来投資会議で遠隔診療の評価を進めると明言し、中央社会保険医療協議会での今後の議論の行方も注目される。ただ、遠隔診...
-
在宅復帰の後押し、従来型では駄目?
2017年08月21日 12:00
「入退院支援」が来年春の診療報酬改定の焦点の一つになっている。といっても、患者がどんどん入院できるようにサポートする、という話ではない。地域包括ケアシステムの中で、入院時からの退院支援を促した...
-
大学病院にも「回復期」の教育体制が必要
2017年08月08日 12:00
聖マリアンナ医科大(川崎市)の明石勝也理事長は、地域医療構想に伴って病床機能分化が進めば、育てる医師の姿もこれまでとは異なってくるとみている。高度急性期・急性期の就職先は「狭き門」になってくる可...
-
在宅医に評価された地域包括ケア病棟の活用法
2017年08月03日 05:00
多摩川病院(東京都調布市)の矢野諭理事長は、地域に根差し、ポストアキュートやサブアキュートを担うような病院を「地域多機能型病院」と呼んでいる。同院では、地域包括ケア病棟、回復期リハ病棟、医療療養...