認知症と身体合併症とを併発する入院患者への適切なケアを促すために2016年度診療報酬改定で新設された「認知症ケア加算」を、加算を算定できる病院の1割弱しか算定していないことが分かった。都道府県別に見ると、2県で対象病院の2割超が届け出ていた一方で、青森ではゼロだった。【佐藤貴彦】
算定対象となるのは「認知症高齢者の日常生活自立度」がランクⅢ以上かつ重度の意識障害がない患者で、ほとんどの入院料で加算が認められている =表、クリックで拡大= 。
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