「夏かぜ」の代表的な疾患で、高熱や口腔内に水疱などを伴うヘルパンギーナの患者報告数が8週連続で増えたことが28日、国立感染症研究所がまとめた13日から19日までの週の患者報告で分かった。40都道府県で前週の報告数を上回っており、前週比3倍に増えた鳥取県は「ヘルパンギーナ警報」を発令。患者が増加傾向の自治体では手洗いの徹底や、早めに医療機関を受診するよう促している。【新井哉】


■「アルコール消毒が効きにくい」と手洗い推奨も 　13日から19日までの週の全国の患者報告数（小児科定点医療機関約3000カ所）は、前週比72％増の定点当たり0.91人となった。都道府県別では、鳥取が4.05人で最も多かった。以...