東京都世田谷区にある玉川病院(389床)は、診療報酬の改定が行われた4月の「退院支援加算1」の算定回数が、改定前の試算より30回以上も増えた。改定前に算定していた「退院調整加算」(現・退院支援加算2)は、入院期間で点数が分かれていたため、入院が長期化しそうな場合、加算が取りにくいケースもあったが、今回の改定でその区分が撤廃され、算定回数は順調に推移している。【敦賀陽平】
「31日以上の患者さんも多く、以前はなかなか加算が取れないケースもありました。改定後に一律になったので、早めに患者さんから退院支援計画書にサインをしてもらい、介入する際は医事課にお願いをしています。今後、恐らく算定回数は増えると思います」。玉川病院の退院調整看護師で、連携支援センターで主任を務める森深雪さんはこう指摘する。
職 員のやりがい向上、横のつながりも強化-退院支援加算1の現場から(1)
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