梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を上回ったことが24日、国立感染症研究所のまとめで分かった。東京や大阪などの都市部以外でも患者が増加傾向で、大幅に増えた茨城県は「2012年以降、女性の報告が増加している」と指摘。不特定多数との性行為を避けることや、症状が現れた場合は早めに医療機関を受診することを求めている。【新井哉】


　国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数（9月13日時点）は1701人で、昨年1年間の報告数（1683人）を上回った。都道府県別では、東京が696人で最も多く、以下は大阪（195人）、神奈川（96人）、埼玉と愛知（共に67人）、千...