子宮頸がんワクチン（HPVワクチン）接種後に原因が明らかとならない痛みなどの症状が相次いだことを踏まえ、副反応の追跡調査を行っていた厚生労働省は17日、2009年12月のワクチン販売開始から昨年11月まで接種した約338万人のうち、発症日などが把握できた1739人の調査結果を明らかにした。約1割の186人が未回復だった一方、回復した人や軽快して通院が不要となった人も1550人いたという。【新井哉】


　厚労省によると、副反応疑いの報告があった2584人のうち、1739人の発症日や転帰などを把握できた。このうち1297人が発症から7日以内に回復。一方、発症から7日を超えて症状が続いた人のうち、半数近くが接種当日や翌日に発...