ノロウイルスなどの流行に伴い、各地で感染性胃腸炎の集団発生が起きている。今年に入ってからノロウイルスによる食中毒で60人を超える患者が出た岐阜県は1月30日、「健康被害の発生が危惧される」としてノロウイルスに関する警報を発令。29日に感染性胃腸炎警報を発令した宮城県も「今後県内全域においても流行が拡大する可能性がある」とし、手洗いや嘔吐物・便の適切な処理といった予防策の徹底を求めている。【新井哉】


　岐阜県によると、1月1日から30日までに報告のあったノロウイルスの食中毒の患者数は、昨年同期比約6倍の65人。昨年11月にノロウイルスに関する注意報を発令していたが、飲食店などで食中毒の集団発生が相次ぎ、今後も...