同じ二次医療圏内で隣接する2つの区。一方の区は人口54万人に対し一般・療養病床を持つ病院数は42。大学病院も多く、急性期、慢性期とも「激戦区」だ。もう一方は72万人の人口で、病院数は17。救急医療体制の確保に必死で、区は区内第1号となる回復期リハビリテーション病院の整備を後押ししている。
医療圏人口187万人-。三重県の総人口と同規模の人口を抱える東京・区西北部医療圏(練馬区、板橋区、北区、豊島区)。土地利用の歴史から来る病院密集度の地域差が大きい中、今春改定の医療計画では373床の増床可能地域に。この配分が地域バランスの是正に働くのか、一層の格差拡大につながるのか-。注目が集まっている。【大島迪子】
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