次期診療報酬改定に向けた中央社会保険医療協議会の第2ラウンドの入り口として提示された2018年度改定前後の状況に対し、委員からはさまざまな問題意識が示された。医科では焦点の機能強化加算と7対1以外に、CT・MRIの共同利用、オンライン診療料、薬剤師の病棟業務の評価、抗菌薬適正使用支援加算、医師事務作業補助体制加算、がん患者の治療と仕事の両立に向けた支援、複数名による訪問看護、在宅ターミナルケア加算、ニコチン依存症管理料、在宅療養支援診療所などが挙がっている。【ライター 設楽幸雄】
オンライン診療は、オンライン服薬指導を含めて政府の骨太方針にも推進すべき項目と位置付けられ、厚生労働省は18年度改定でオンライン診療料など一連の点数を新設した(資料P64)。
しかし、18年7月時点の届出医療機関は、65病院、905診療所にとどまり、6月審査分の算定回数は、病院、診療所の合計でオンライン診療料(月1回70点)65回、オンライン医学管理料(同100点)15回、オンライン在宅管理料(同100点)4回と、非常に少ないものだった。
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