2020年度診療報酬改定に向け、第1ラウンドの議論が整理された。今回、中央社会保険医療協議会(中医協)の「入院医療等の調査・評価分科会」の動向を眺めつつ、今後の議論の行方を考えてみたい。【大戸豊】
18年度改定後の看護職員の配置状況を分析、厚労省
■看護必要度IIも業務効率化に向け、議論進む可能性も
今年6月19日に開かれた「入院医療等の調査・評価分科会」では、一般病棟入院料等入院基本料等についての論点が示された。
この日、事務局が示した現状・課題では、入院料・病床規模ごとの患者を見ると、急性期一般入院料1を届け出ている病院では、病床規模が小さいほど、高齢の患者、要支援・要介護の患者の割合が多く、自立の患者が少ない傾向が見られた(99床以下を除く)。
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