かかりつけ医機能を持つ診療所と200床以下の病院の初診時評価として2018年度診療報酬改定で新設された「機能強化加算」の算定回数は178万3064回で、初診料算定回数の8.2%に達した。また、再診時の地域包括診療加算と地域包括診療料も、初診時機能強化加算の新設の影響を受け、算定回数が前年比2桁増となった。2018年社会医療診療行為別統計から明らかになった。【ライター 設楽幸雄】
機能強化加算(80点)は、地域包括診療加算(同診療料と認知症地域包括診療加算・同診療料を含む)、小児かかりつけ診療料、在支診・在支病を届け出ている在宅時医学総合管理料と施設入居時等医学総合管理料の届出のある診療所と200床未満の病院で、初診患者全てに算定できる。
かかりつけ医機能を届け出ている医療機関に対し、「専門医療機関への受診の要否の判断等を含めた、初診時の診療機能を評価する」ものとしている。
この新設直後の18年6月審査分(5月診療分)での算定状況が社会医療診療行為別統計で明らかになった。
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