日本薬剤師会の定時総会が22日開催された。代議員からは、調剤業務のあり方通知の内容確認、また調剤料適正化の方向性への質問が相次いだ。山本信夫会長は総会冒頭のあいさつで、政府が前日に閣議決定した骨太方針2019が調剤料について「業務の実態も含めた適正な評価に向けた検討」としたことに、「誤りなく対応する」方針を示した。安部好弘副会長は質疑の中で、対物業務と対人業務のバランスのあり方について「能動的に」対応する考えを示し、調剤料見直しに積極的に対応する姿勢を明らかにした。【ライター 設楽幸雄】
総会の質疑では、厚生労働省通知「調剤業務のあり方について」と、その内容を踏まえた調剤料についての「業務の実態も含めた適正な評価」に関して、全国11ブロックの代表質問の全てで取り上げられた。
質問内容が重複した場合、後からの質問者は繰り返しを避けるのが通例だが、今回はそうしたことはなく、ほぼ全ての質問者が方向を変えながら、執行部の考え方を確認した。
(残り1814字 / 全2232字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】