2018年度の株式上場企業による調剤薬局・ドラッグストアのM&A件数は22件で、過去10年間で2番目に多いことが、M&A仲介業のストライク(東京都千代田区)の集計結果で分かった。一方、その総額は直近ピーク時の16年度の4分の1以下に落ち込んでおり、成約件数は伸びているものの、1件当たりの金額が小規模という実態が浮き彫りになった。【松村秀士】
ストライクは、上場企業の適時開示情報を基に「M&Aデータベース」を構築し、成約件数などを集計した。このデータベースでは、経営権が移動する案件を対象とし、グループ内の再編に関しては除外した。
集計結果によると、18年度に上場企業が実施した調剤薬局・ドラッグストアのM&Aの件数は前年度よりも12件増え、過去10年間で最も多い09年度の25件に次ぐ高い水準となった。
(残り620字 / 全975字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】