国立がん研究センター（国がん）は21日、がんの治療や社会生活の実態などに関する全国的な患者体験調査を開始すると発表した。患者やその家族約2万2000人を対象に順次、調査票を発送。集計・解析した結果を国のがん対策に反映させたい考えだ。【松村秀士】


　国がんが2015年に実施した前回の患者体験調査では、がん患者やその家族約1万4000人に調査票を送った。今回の調査はそれよりも約8000人多い、2万2125人が対象。全国のがん診療連携拠点病院などの177病院で13年と16年に受診した患者...