「外科系学会社会保険委員会連合」(外保連)は17日、ロボット支援手術をテーマに東京都内で記者懇談会を開いた。岩中督会長は、ロボット支援手術には、複雑な術式が向いていると指摘し、今後は複雑さなどに応じて、開腹手術、腹腔鏡や胸腔鏡手術、ロボット支援手術などの使い分けが進むとした。【大戸豊】
ロボット支援手術の保険適用は、2017年度まで腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術と腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術のみだったが、18年度診療報酬改定では、12の術式=表=でも算定が可能になり、範囲が拡大した。ただし、報酬については既存の腹腔鏡手術などと同じで、医療提供者側からは、コスト面などで見合わず、赤字だといった声も多い。
厚生労働省「2018年度診療報酬改定の概要医科II」より
岩中会長は、今回のロボット支援手術の適用拡大に至った、厚生労働省の考え方について解説した。
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