主に小児が感染するA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者報告数が39都道府県で前週より増えたことが、国立感染症研究所がまとめた1月19日から25日までの週の患者報告で分かった。県内全域で患者が増加傾向の島根県は「松江圏域で警報レベルを超える流行となっている」と指摘。感染が拡大しつつある自治体では、うがいや手洗いといった予防策の徹底を求めている。【新井哉】


　同研究所がまとめた1月19日から25日までの患者報告数（小児科定点医療機関約3000か所）は、前週比27％増の定点当たり2.34人を記録。都道府県別では、島根が5.48人で最も多かった。以下は石川（5.31人）、鳥取（4.63人）、...