平将明デジタル相は3日の記者会見で、マイナ保険証の利用率の目標値を今後定めることも検討することを明らかにした。また、マイナ保険証を基本とし、紙の健康保険証の新規発行を停止した2日以降、現時点では混乱がないことや、利用のメリットを強調した。【斯波祐介】
マイナ保険証の利用率の目標について平デジタル相は、現在はKPI(成果目標)を設定していないと説明した上で、「今後KPIを持つかも含めて考えないといけない」と述べた。政府の方針としてデジタルとアナログのベストミックスを追及しているとし、マイナ保険証利用の検討を国民に改めて呼び掛けた。また、マイナ保険証の利用を基本とした2日以降、大きな支障が出ていないと説明した。
マイナ保険証のメリットとしては、情報連携による検査や服薬の重複防止、高額医療受診時の立て替え払いを減らせることのほか、救急隊員がデータ確認を行うことにより、適切な応急処置につながることなどを強調した。
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