福祉医療機構がまとめた「2016年度医療法人の経営状況」によると、医療法人1法人当たりの「事業収益対事業利益率」（事業利益率）は、16年度は前年度比0.3ポイント減の平均2.4％となった。前年度に比べ、収益は増えたが、費用の増加額がこれを上回り、増収・減益となった。赤字の法人の割合は、2.3ポイント増の20.4％だった。【越浦麻美】


　事業利益率は、本業の医療活動での収益そのものから得られた利益を示す指標で、この値が高いほど収益性が高いことを意味する。 　分析結果によると、医療法人の事業収益は、前年度比約6300万円増の約28億9200万円だった。一方で、...