病床機能報告制度で急性期の機能を持つと届け出た医療機関に対して再調査をして、「重症急性期を中心とする病棟」と「軽症急性期を中心とする病棟」とに機能を明確化するという、いわゆる急性期報告の「奈良方式」を実施した奈良県医療政策部の林修一郎部長はCBnewsの取材に応じ、「奈良方式」が医療界の一部で県が急性期機能の病床を回復期として報告するよう誘導していると理解されていることについて、「大きな誤解」と述べた。【君塚靖】


　林部長は、医師。医系技官として、厚生労働省の健康局や老健局などを回った後に、保険局医療課で課長補佐として2016年度診療報酬改定を同課の一員として取り仕切った。1年前に厚労省から奈良県に出向。現在は、医療政策部で25年に...