医師のお財布事情でセミナー開催
「実りある60代を過ごすために」
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(医師対象のセミナーですが、ご夫婦などご家族連れでのご参加も歓迎です)
内藤さんによると、40代から50代でお金の相談に訪れる医師は、自身の「ねんきん定期便」のデータを改めて見て、受給額のあまりの低さにびっくりして老後の不安を抱えて来るという。 また、医師という職業がプロフェッショナルだけに、生命保険や投資のプロなら大丈夫だと信じて、全部を任せてしまって、チェックを怠っているケースが少なくないというのだ。内藤さんは医師に限らず、相談者に対しては収入と支出、そして資産を確認した上で、安心して暮らせるようにマネープランを提案している。 内藤さんに聞いた。 医師は、収入が比較的高いので、老後の年金に対する感覚が一般のサラリーマンに比べて希薄になりがちです。勤務医時代には、雇用主が頻繁に変わることがあるために、それぞれの年金履歴が短期間になり、どの程度の年金を受給できるかを把握しにくかったりもします。 収入に関しては、「主たる収入」とアルバイト、原稿料などの「ほかの収入」とをしっかり分けて、全体像を把握することから始めます。収入を区分けしてみると、「主たる収入」が小さく、臨時的な「ほかの収入」に大きく依存しているケースもあるので、注意が必要です。 また、支出では、医師の特徴でもあるのですが、意外に書籍代がかさんでいたりします。学会に参加する交通費なども必要なので、生涯に渡って医師という職業を続けることは、費用の掛かることだと知っておくべきかもしれません。 一方で、貯蓄などの資産(ストック)は、それがどのような性質のものかをしっかり見極める必要があります。親の代からの遺産なのか、それとも自身が稼いだものなのかを分類するといいでしょう。金融商品などは、相場がいい時はいいのですが、そのような時ばかりではありません。もし、高いパフォーマンスを見せているならば、その理由もしっかり把握しておく必要があります。 しかし、ストックがあると言っても、安心はできません。「収入と支出のフローに勝るストックはない」とよく言われます。ストックがあっても、不安定なフローが改善されずに、体調不良などで仕事ができない状況が続けば、ストックはすぐに底を突いてしまいます。 また、ご子息・ご令嬢の教育費の負担も小さくありません。海外留学を考えていたり、医学部に進学をするとしても、私立を選ぶ可能性がある場合には、より計画的なマネープランが必要になってきます。 21日のセミナーでは、▽医師ならではの「リスクファクター」の洗い出し▽家計の現状を把握し、将来に向けた「シミュレーション」▽「できること」を積み上げて未来を確実なものにするーの手順で、皆さまに最適なマネープランへの気付きを提案するつもりです。 マネープランの見直しは早ければ早いほどいいので、実りある60代を実現するためには、まだ取り返しが十分につく40代、50代で、お金の「診察」を受けて、適切な「診断」を通じた、新たなマネープランという「治療法」を検討していただきたいと思います。
■セミナーでは 「多死社会に向け、変わりゆく死生観」の講演も このセミナーでは、このほか、作家で宗教学者の島田裕巳さんが、「多死社会に向け、変わりゆく死生観」というテーマでも講演します。島田さんは、▽医療は死にどう向き合うのか▽長生きの功罪?▽在宅看取りが難しい理由―などについて、独自の視点で解説します。 ここをクリック⇒ 21日(土)開催、医師のセカンドキャリアのための無料セミナー「実りある60代を過ごすために」
(医師対象のセミナーですが、ご夫婦などご家族連れでのご参加も歓迎です)
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