「人生」を支える医療集団、鳥取・尾﨑病院
求められる慢性期医療を共につくろう
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「人生後半のトータルサポート」が病院の使命－。
医療法人社団・尾﨑病院（鳥取市、180床）は、鳥取県・東部地域の高齢者医療を支えるケアミックス型の中堅病院だ。尾﨑舞理事長は、病院が果たすべき使命について、「今の時代に求められている『支える医療』をこの東部地域でつくりたい」と熱を込める。
■どんな生き方をしたいのか、一貫したサポートを提供
尾﨑病院は、一般病棟31床（13対1）と回復期リハビリ病棟29床（入院料2）、療養病棟120床（入院基本料1）を持ち、急性期病院からの患者を受け入れる「ポストアキュート」はもちろん、施設や在宅で過ごす高齢者が入院医療を必要としたときの「サブアキュート」や「レスパイト入院」にも対応。さらに、外来から入院まで可能な透析センター、専門医による整形外科・循環器内科・糖尿病外来・褥瘡外来といった外来医療も充実させているほか、訪問看護ステーション、通所リハビリ事業所、居宅介護支援事業所を併設している。
「この患者さんはどんな生き方がしたいのか、どんな最期を過ごしたいのか、どん な治療を望んでいるのか。ただ疾患を診るだけでなく、人生観や暮らしまで含めて、患者さんの全体を診る医療を提供したい。回復期や慢性期を担っている病院だからこそ可能な、一貫したサポートを提供する医療集団でありたいと思っています」（尾﨑理事長）。
高齢患者の早期の在宅復帰をサポートし、退院後の療養生活もバックアップする－。
まさに、「ときどき入院、ほぼ在宅」とも言われる地域包括ケアシステムに向けて今、最も必要とされる機能と言える。急性期病院中心の「治す医療」から、慢性期や在宅のニーズを踏まえた「支える医療」へと、日本の医療が大きな転換点を迎えている中、地域包括ケアシステムを担う一員として、尾﨑病院はその機能をさらに強化させていく考えだ。
■いつも笑顔の“24時間慢性期支援センター”を
そんな方向性の一つが、いつか“24時間の慢性期支援センター”を開設するという目標。以前、地域の介護施設や診療所を回った尾﨑理事長は、こんな声をたくさん聞いたという。
「深夜、高齢入所者の状態が気になったとき、急性期病院では敷居が高くて…」
「このまま看取っていいのか、いざとなると不安で、救急車を呼んでしまった」
「訪問診療に携わる開業医のバックアップ体制があれば助かる」
こうしたときに尾﨑病院が窓口となって電話を受け付け、状況に応じて受診や入院を受け入れたり、訪問看護師やヘルパーを派遣したり、在宅医に連絡したり、場合によっては高度急性期病院につないだり－。
「在宅の“困った”に対応する支援センターのような機能があれば、在宅に帰るハードルはもう少し低くなるし、介護職やかかりつけの先生方も安心して在宅ケアに取り組める。病院と在宅を結ぶ架け橋が必要だと思います」と尾﨑理事長。「困ったら、いつでも尾﨑病院に来てください」と言える、そして「尾﨑病院ならいつでも笑顔で対応してくれる」と言ってもらえる体制を整えたいと話す。
■風通しの良い職場風土、医師も楽しんでこそ
そんな理念と情熱を共有するのが約300人のスタッフだ。尾﨑病院が目指す医療を実現するには、医師をはじめとするマンパワーが不可欠。職員一人一人が働きやすく、しかも高いモチベーションを持って仕事に取り組めるような環境づくりにも心を砕いている。
例えば、職員からの気付き・提案制度。
働き方の改善や患者サービスの向上につながるようなアイデアを募るポストとメールアドレスを常設しており、提案するだけで500円、採用されたらさらにプラス1000円の“賞金”を贈る。単に「職員の要求を聞き入れる」のではなく、「病院のための改善策としてたたえる」というスタイルは、スタッフのやる気を引き起こした。2年ほど前に始めた取り組みだが、今では病棟や部門ごとに「検討→改善提案→実行」のサイクルが根付き、活気が生まれている。
また、各学会や研修への参加も全面的にサポート。病院から鳥取空港は車でわずか2分、東京まで1時間強でアクセスできる地の利もあって、「医師も看護職もリハ職も、どんどん外に出てスキルアップしてもらっています。みんなが学んだことを生かそうという意欲にあふれている。病院として支援するのは当然ですが、お互いさまでカバーし合おうという雰囲気ができているのも誇らしい点です」と尾﨑理事長。
高齢者が生き生きと暮らし、「年を重ねても安心して自分らしく暮らせる」と言える地域に－。そう話す尾﨑理事長は、それを支える医師も生き生きと働ける環境でなければならないという考えだ。「新しいことを学んだり、家族との時間を大切にしたり、近くの白兎海岸でサーフィンを楽しんだり。医師だって、いろんな働き方があっていいはず。個人個人の多様な働き方に柔軟に対応したいと思います」
地域包括ケア時代の「支える医療」を実践する尾﨑病院での勤務に興味を持った医師はこちら
http://www.cabrain.net/doctor/job/jobDetail/jobOfferId/197720/jobCategoryId/1.html
医療法人社団・尾﨑病院（鳥取市、180床）は、鳥取県・東部地域の高齢者医療を支えるケアミックス型の中堅病院だ。尾﨑舞理事長は、病院が果たすべき使命について、「今の時代に求められている『支える医療』をこの東部地域でつくりたい」と熱を込める。
■どんな生き方をしたいのか、一貫したサポートを提供
尾﨑病院は、一般病棟31床（13対1）と回復期リハビリ病棟29床（入院料2）、療養病棟120床（入院基本料1）を持ち、急性期病院からの患者を受け入れる「ポストアキュート」はもちろん、施設や在宅で過ごす高齢者が入院医療を必要としたときの「サブアキュート」や「レスパイト入院」にも対応。さらに、外来から入院まで可能な透析センター、専門医による整形外科・循環器内科・糖尿病外来・褥瘡外来といった外来医療も充実させているほか、訪問看護ステーション、通所リハビリ事業所、居宅介護支援事業所を併設している。
「この患者さんはどんな生き方がしたいのか、どんな最期を過ごしたいのか、どん な治療を望んでいるのか。ただ疾患を診るだけでなく、人生観や暮らしまで含めて、患者さんの全体を診る医療を提供したい。回復期や慢性期を担っている病院だからこそ可能な、一貫したサポートを提供する医療集団でありたいと思っています」（尾﨑理事長）。
高齢患者の早期の在宅復帰をサポートし、退院後の療養生活もバックアップする－。
まさに、「ときどき入院、ほぼ在宅」とも言われる地域包括ケアシステムに向けて今、最も必要とされる機能と言える。急性期病院中心の「治す医療」から、慢性期や在宅のニーズを踏まえた「支える医療」へと、日本の医療が大きな転換点を迎えている中、地域包括ケアシステムを担う一員として、尾﨑病院はその機能をさらに強化させていく考えだ。
■いつも笑顔の“24時間慢性期支援センター”を
そんな方向性の一つが、いつか“24時間の慢性期支援センター”を開設するという目標。以前、地域の介護施設や診療所を回った尾﨑理事長は、こんな声をたくさん聞いたという。
「深夜、高齢入所者の状態が気になったとき、急性期病院では敷居が高くて…」
「このまま看取っていいのか、いざとなると不安で、救急車を呼んでしまった」
「訪問診療に携わる開業医のバックアップ体制があれば助かる」
こうしたときに尾﨑病院が窓口となって電話を受け付け、状況に応じて受診や入院を受け入れたり、訪問看護師やヘルパーを派遣したり、在宅医に連絡したり、場合によっては高度急性期病院につないだり－。
「在宅の“困った”に対応する支援センターのような機能があれば、在宅に帰るハードルはもう少し低くなるし、介護職やかかりつけの先生方も安心して在宅ケアに取り組める。病院と在宅を結ぶ架け橋が必要だと思います」と尾﨑理事長。「困ったら、いつでも尾﨑病院に来てください」と言える、そして「尾﨑病院ならいつでも笑顔で対応してくれる」と言ってもらえる体制を整えたいと話す。
■風通しの良い職場風土、医師も楽しんでこそ
そんな理念と情熱を共有するのが約300人のスタッフだ。尾﨑病院が目指す医療を実現するには、医師をはじめとするマンパワーが不可欠。職員一人一人が働きやすく、しかも高いモチベーションを持って仕事に取り組めるような環境づくりにも心を砕いている。
例えば、職員からの気付き・提案制度。
働き方の改善や患者サービスの向上につながるようなアイデアを募るポストとメールアドレスを常設しており、提案するだけで500円、採用されたらさらにプラス1000円の“賞金”を贈る。単に「職員の要求を聞き入れる」のではなく、「病院のための改善策としてたたえる」というスタイルは、スタッフのやる気を引き起こした。2年ほど前に始めた取り組みだが、今では病棟や部門ごとに「検討→改善提案→実行」のサイクルが根付き、活気が生まれている。
また、各学会や研修への参加も全面的にサポート。病院から鳥取空港は車でわずか2分、東京まで1時間強でアクセスできる地の利もあって、「医師も看護職もリハ職も、どんどん外に出てスキルアップしてもらっています。みんなが学んだことを生かそうという意欲にあふれている。病院として支援するのは当然ですが、お互いさまでカバーし合おうという雰囲気ができているのも誇らしい点です」と尾﨑理事長。
高齢者が生き生きと暮らし、「年を重ねても安心して自分らしく暮らせる」と言える地域に－。そう話す尾﨑理事長は、それを支える医師も生き生きと働ける環境でなければならないという考えだ。「新しいことを学んだり、家族との時間を大切にしたり、近くの白兎海岸でサーフィンを楽しんだり。医師だって、いろんな働き方があっていいはず。個人個人の多様な働き方に柔軟に対応したいと思います」
地域包括ケア時代の「支える医療」を実践する尾﨑病院での勤務に興味を持った医師はこちら
http://www.cabrain.net/doctor/job/jobDetail/jobOfferId/197720/jobCategoryId/1.html
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