多様化する医師の学びへの意欲
医師・キャリア考(4)
専門以外の診療科の知識や技術を身につけたいと考えている医師は、10人中4人程度いることがCBnewsのアンケート調査で分かった。調査では、専門以外の診療科の知識や技術を得たいと考える医師と専門診療科のスキルを向上させたいと考える医師の数に、大きな違いはなかった上、医師以外の資格の勉強を考えているという回答も一定数あり、医師の学びへの意欲が多様化している現実が浮き彫りとなった。
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CBnewsでは今年6月20日から29日にかけて、日本国内で働く医師を対象にキャリアに関するアンケート調査を実施。40人から有効回答を得た。 今後、新たに学びたい・知りたいと思うことについて、複数回答で尋ねた質問で、最も多かったのは「自分の専門とする診療科の手技を極めたい」の18件(45.0%)で、次いで多かったのが、自分の専門とする診療科とは違うスキルを学びたい(転科・訪問診療など)の16件(40.0%)だった。さらに「弁護士など、医師以外の資格の勉強をしたい」と答えた人も11人(27.5%)いた。「現状、学びたいと思うことはない」と答えた人は3人(7.5%)にとどまった= グラフ =。 ■学びの意欲、「在宅」での活動が背景に 学びたい理由について自由回答形式で尋ねた質問では、「2025年問題を考えて在宅緩和医療が必要になると思われるから」(60歳代男性)「訪問診療は今までの枠にはまらないため」(40歳代男性)など、在宅分野への活動を広げるため新たな知識や技術を得たいとする回答が複数見られた。そのほか、「初期症状に幅広く対応したい」(60歳代男性)や「医療以外の知識が、医療をより良いものにする為に必要と思うから」(60歳代女性)といった回答も寄せられた。
※先生方が新しい知識を学ぶ上で、現在の職場だけでは難しい、ということもあるかと思います。その際、転職や非常勤の仕事を新しく追加することも選択肢になるかもしれません。そういった際は、ぜひキャリアブレインにお問い合わせください。先生方のご希望に沿った、お仕事をご紹介いたします。
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