“私のこだわり” 医療を支える人たち(広報編)
病院のなかで一番患者の目線に近い存在がわたし
さまざまな職種の人たちが医療現場を支えている。CBnewsは、医療現場で働く全ての人をリスペクトした新連載「“私のこだわり” 医療を支える人たち」をスタート。第1編は、病院の広報担当者の業務でのこだわりを紹介する。
【関連記事】
■西条中央病院(愛媛県) 木村 麻希子さん
木村さんが西条中央病院に入職したのは5年前。建築業から医療業界に飛び込み、「右も左もわからない状態からスタートした」を振り返る。広報担当は昨年から。いわゆる“ひとり広報”として地域連携室と協働しながら日々業務に取り組んでいる。
そんな木村さんの広報業務でのこだわりは、患者目線に合わせた分かりやすい広報物をつくることだ。入職時に感じた現場での専門用語の多さ。その経験を踏まえ広報の立場から医療を見回すと、「患者さんに、伝えたいことが伝わっているのか」と頭をもたげた。木村さんが制作にかかわる広報物には、患者にとって馴染みやすい言葉や、すぐに理解できるような見せ方をしている。「すっと情報が入るように」と強調する。
医療現場にいる専門職は、専門の学びを深めてから病院などに入職するケースが多く、医療用語に慣れていたり、それが医療用語だと気付かなかったりすることも。木村さんがつくる広報物には、患者目線から、病院の伝えたいことを患者に伝えるための「橋渡し」の役割を担っている。「西条中央病院が、病院という垣根を超えて身近な存在になり、ひとりでも多くの西条中央病院ファンを生みだしたい!」。木村さんの表情は明るい。
【CBニュース編集部企画室・ 横山希】
医療介護経営CBnewsマネジメント
【関連記事】