vol.3　温かみのある建物で地域住民の健康を包む
理事長・院長の想いをスウェーデンハウスがサポート

2023年10月17日 12:27

　地域住民の健康を優しく包み込む－。クリニックの大屋根から、そんな理事長の想いが伝わってくる。スウェーデンハウスの魅力に迫る企画「理事長・院長の想いをスウェーデンハウスがサポート」。vol.3は、内科、麻酔科を標榜する兵庫県明石市の「きよしクリニック」を訪ねた。

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　「きよしクリニック」は、冬になると別の顔を見せる。外観の特徴にもなっている大屋根を飾るイルミネーションが幻想的な空間をつくりだし、通勤・通学で行き交う地域住民の目を楽しませ、心を和ませる。「地域の皆さんが楽しんでくれたら嬉しいな、と思いながら毎年続けています」と西大條清（にしおおえだ　きよし）理事長は話す。

　きよしクリニックは西大條理事長の父が1960年に開業。その後、土地の区画整理を受け、2011年に現在の場所へ移った。イルミネーションは移転・開業した年から始めたそうで、「木をふんだんに使ったスウェーデンハウスの建物がイルミネーションと良く似合う。スウェーデンハウスで建築されたクリニックさんもぜひやってみては」と微笑む。

　そんな遊び心のある西大條理事長にスウェーデンハウスの魅力を尋ねると、女性を惹きつける外観デザインを挙げた。初めて医療機関を訪れる患者の目線からすると、建物の外観は診察を受けるための判断材料の１つとして大きな役割を果たすという。自院の周囲にクリニックが複数あるエリアならば、患者のファーストインプレッションがより大切となる。医師の名前も顔も知らない医療機関の第一印象は、外観が全てだ。

　西大條理事長は「私は建築デザインについては詳しくないが、かわいらしいメルヘンチックな外観に誘われて診察を受けに来る患者さんもいます。予防接種のため来院する子どもを連れた若いお母さんには、木の香りや清潔感のある雰囲気が喜ばれています」と明かす。

　スウェーデンハウスを選んだ理由を尋ねると、「妻がとても気に入ったから」（西大條理事長）。事務長を務める妻の千登勢さんは「他の住宅メーカーが建築するクリニックは、みんな同じような外観をしています。スウェーデンハウスは全く異なっており、おとぎの国にいるような雰囲気を感じさせてくれる」と笑顔だ。移転・開業時から行っている冬のイルミネーションも、実は千登勢さんの発想なのだそう。「設計士の方から、スウェーデンハウスの建物と絶対に合うと勧められたのがきっかけでした。毎年、インフルエンザ予防接種が始まる11月中旬ぐらいから2カ月ほどイルミネーションを実施しており、集患にもつながっていると実感しています」。

　およそ2カ月にわたるイルミネーションともなると、さぞかし電気代がかかるのでは－。西大條理事長はこう答える。「高気密・高断熱のスウェーデンハウスの建物のおかげで、冷暖房をフル稼働させることがないため、影響はほとんどないです」。スウェーデンハウスの高い性能が、意外な場面でも発揮される。

　クリニックの中に入ると、広い待合室の大きな窓越しに中庭が見え、外観からは想像もできない新たな顔を覗かせる。中庭の樹木や鉢植えの花々も、きれいに手入れされている。診察までの不安な待ち時間を少しでも和らげようと、どの場所に座っても患者から中庭が望める設計だ。木をふんだんに使ったスウェーデンハウスの建物ならではの発案が、設計士からあったという。提案のイメージは森。

　「ごく最近まで、患者さんから木の香りがすると言われることもありましたし、受付カウンター越しに中庭の植栽を見ていると、まるで患者さんが森の中を歩いているような感じでした。順番が来るまでの間、椅子に座って中庭を眺めたり、中庭に出てお花を観賞したり。患者さんそれぞれが“森”の空間を上手に活用されています。冬に粉雪が降った時は、中庭にうっすら雪がつもり、とても風情がありました」とご夫妻は思い出す。

　森のイメージがあふれる待合室には、パイン材や木製サッシ3層ガラス窓など多くの木材が使われ、クリニックにいることを一瞬忘れてしまうぐらいだ。

　1階の事務室は、パイン材が張られた勾配天井が開放感のある空間を提供し、職員をリラックスさせる。勾配天井に施された天窓からは明るい光が差し込み、多くの時間を事務室で過ごす職員に温もりを与える。

　「2代目として父の後を継ぎました。お年寄りの多い時代だからこそ、温かい雰囲気が伝わる建物で、情のある医療の提供を目指していきたい」と、地域に根差した医療への思いは熱い。